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首都高老朽化で有識者会議 「地下化」案も

2012年4月10日 15:41
首都高老朽化で有識者会議 「地下化」案も

 老朽化が進み、維持管理が課題となっている首都高速道路について、今後の整備のあり方や財源について話し合う有識者会議が10日、初めて開かれた。

 首都高速は、約300キロの道路のうち、都心環状線や1号羽田線など、建設から40年以上たつものが約3割を占め、老朽化する高架の維持管理などが課題となっている。

 今後の首都高速をどのように維持・再生すべきか話し合う有識者会議が10日、国交省で初めて開かれ、地下40メートルの深さに高速を走らせ、地上部分を有効活用する案が出された。建設コストは約3兆8000億円と見込まれている。また、重要文化財の日本橋の上に高速が走り、景観を損なっている現状が議論された他、「通過交通としての利用も多い首都高速の整備は外環道(東京外郭環状道路)の整備とセットで考えるべき」などの意見も出された。

 有識者会議は、夏までに提言をとりまとめる方針。