JR東海、地震感知システムを強化へ
「JR東海」は23日、直下型や連動型の地震の際に東海道新幹線を速やかに止める地震感知システムを強化すると発表した。
これまでJR東海は、地震が起きた際に東海道新幹線を素早く停止させる、独自の地震感知システムを導入している。このシステムは、離れた場所に設置した地震計で地震初期の小さな揺れを捉えるもので、JR東海は、東海・東南海・南海などの大地震に備え、この地震計がカバーする範囲を従来よりも広げてシステムを強化すると発表した。同時に、沿線に設置した地震計も強化するという。
これにより、直下型地震が起きた場合、時速270キロで走行している列車を、従来より75メートルから150メートル手前で止められる。
工事は来月からスタートし、来年7月までに完成するという。