ネパール大地震 死者5100人超える
ネパールで発生した大地震で犠牲者の数は5100人を超えた。日本の国際緊急援助隊の医療チームも29日午後、現地に到着し、懸命の救出活動が続けられているが、被災者への支援の遅れも課題となっている。
AP通信によると、地震による死者の数はネパールと周辺国で計5150人となっている。日本の緊急援助隊は29日もカトマンズ中心部のダルバール広場で活動を行った。捜索の結果、女性とみられる1人の遺体を収容したが、生存者の発見には至らなかったという。
また、29日は新たに日本の医療チーム46人も現地入りした。今後、各国のチームとも調整して、被災者への医療支援を行う予定。
現地では約20か国の救援隊が活動を続けているが、物資の不足から広場などに避難する人たちには不安が広がっている。
7か月の娘の母親「ミルクも手に入らない。おしめもなかったが分けてもらった」
カトマンズでは29日、住民約200人が食料を求めデモを行うなど、被災者に対する支援の遅れも課題となりつつある。