霧島山の硫黄山周辺に地震計設置
火口周辺警報が発表された鹿児島と宮崎の県境にある霧島山の硫黄山周辺に地震計を設置するため、26日朝、気象庁の職員が現地に入った。
小規模な噴火が起きる可能性があるとして24日、「火口周辺警報」が出された霧島山の硫黄山は、現在、火口から半径1キロが立ち入り禁止となっている。気象庁は火山活動の調査を行うため、25日から、磁力や熱の観測を始めている。26日は硫黄山から約2キロ離れた甑岳に地震計を設置し、観測を行うことにしている。
福岡管区気象台 火山監視・情報センター、通山尚史技官「今までは新燃岳や御鉢などを中心に気象庁の観測が行われていまして、硫黄山方面が手薄だったということで甑岳に設置する」
一方、立ち入り禁止区域外の大浪池や韓国岳には現在も登ることができるため、26日も鹿児島県側の登山口からは県外からやってきた多くの登山者が山に入っていた。気象庁による現地調査は27日も行われる。