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「斂葬の儀」社会福祉など生前の功績奏上

2012年6月14日 13:06
「斂葬の儀」社会福祉など生前の功績奏上

 6日に亡くなられた三笠宮寛仁さまの葬儀にあたる「斂葬(れんそう)の儀」が14日、東京・文京区の豊島岡墓地で行われ、障害者スキーをはじめ、社会福祉などに力を尽くされた寛仁さまの生前の功績などが奏上された。

 寛仁さまのご遺体が納められた棺(ひつぎ)は、お住まいの赤坂御用地から皇居の前などを通って、14日午前9時半過ぎ、豊島岡墓地へ到着した。

 午前の儀式には、皇太子ご夫妻ら皇族方が参列された他、野田首相ら各界の代表や外国の大使ら約700人が参列した。天皇・皇后両陛下は慣例で儀式には参列されないため、侍従長らが代理で参列した。

 儀式ではまず、障害者スキーをはじめ社会福祉や、国際交流に力を尽くされた寛仁さまの生前の功績などが奏上された。続いて皇太子ご夫妻、秋篠宮家はご夫妻が海外に滞在中のため長女・眞子さまが拝礼された。寛仁さまの長女・彬子さまは、気丈に喪主を務められていた。

 寛仁さまのご遺体は14日に東京都内の斎場で火葬され、墓所に納められることになっている。