三笠宮寛仁さましのび…「三年式年祭」
「ひげの殿下」として親しまれた三笠宮寛仁さまが亡くなって3年にあたる6日、「三年式年祭」が営まれた。
午後の儀式は東京の豊島岡墓地で、ご両親の三笠宮ご夫妻や長女・彬子さまと二女・瑶子さま、皇太子ご夫妻ら46人が参列して行われた。慣例により、天皇皇后両陛下は出席はせず勅使を送られた。
99歳の三笠宮さまは車椅子から立ち上がり、玉串をささげてゆっくりと拝礼し、寛仁さまをしのばれていた。続いて皇族方や親族がそれぞれ拝礼された。ストレス性ぜん息で療養中の妻・信子さまは6日の儀式には出席されなかった。
信子さまと彬子さまは、それぞれ宮内庁を通じて文書でお気持ちを述べられた。その中で、妻の信子さまは「宮様と私の二人でしか出来ないお話を懐かしく、又、有り難いことと感謝の日々でございます」とつづられた。
また、彬子さまは「父がこれまでなさってきたことの大きさを実感」し、「妹と共に、精一杯の力を尽くしてまいりたいと思います」と寄せられた。