全国で約２００店舗を展開するパチンコホール大手「ガイア」（東京・中央区）とそのグループ会社が、東京国税局から約４０億円の所得隠しを指摘されていたことがわかった。

　所得隠しを指摘されたのは、ガイアとガイアのグループ会社約２０社で、関係者によると、これらの会社は従業員の給料を水増ししたり、役員の個人的な支出を経費として計上したりしていたという。東京国税局は「悪質な隠蔽（いんぺい）行為があったとして、過去数年間で計約４０億円の所得隠しを指摘した。追徴税額は重加算税を含めて約１０億円に上るという。

　ガイアは「定期的な税務調査は受けているが、お答えするような内容はありません」とコメントしている。