大塚家具をめぐる問題で、大塚久美子社長は１２日朝、持ち株会に加入している従業員らを集め、会長側の株主提案に賛成しないよう説明した上で、その場で投票を求めたことが、日本テレビの取材で明らかになった。

　久美子社長は１２日朝、持株会の会員らに対し、株主総会に向けて大塚勝久会長が出している議案に賛成しないよう説明、その場で投票するよう求めた。

　一方、勝久会長は既に、今月２７日に開かれる株主総会に久美子社長を取締役から外す取締役選任案を出している。

　従業員持株会は約３％の株を保有し、過去の総会では、会社提案に賛成してきたが、今回は久美子社長の「会社提案」と勝久会長の「株主提案」、どちらに賛成するかは自由投票とすると決め、１１日に通達していた。

　久美子社長の前で投票を促されたことについて、従業員からは戸惑いの声も出ている。