大塚久美子社長、従業員持株会に賛成求める
大塚家具をめぐる問題で、大塚久美子社長は、持ち株会に加入している従業員らに、勝久会長側の株主提案に賛成しないよう求めたことが日本テレビの取材で明らかになった。
久美子社長が、持株会に入る従業員らに配った紙には、勝久会長の株主提案に賛成しないようにと書かれている。久美子社長は12日、事業所など3か所をまわり、会社の提案と勝久会長の提案、どちらに賛成するのかその場で記入するよう求めたという。
従業員持株会は約3%の株を保有し、過去の株主総会では会社の提案に賛成しているが、今回は従業員1人1人が自由に選べると11日に通達した。
勝久会長側の弁護士は、「会社提案に賛成するよう事実上強制することは、法的に問題となる可能性がある」との見解を示している。