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【速報】みずほ銀行 加藤頭取が謝罪 2019年の貸金庫不祥事事案で 追加で詳細も公表

2025年2月27日 7:54
【速報】みずほ銀行 加藤頭取が謝罪 2019年の貸金庫不祥事事案で 追加で詳細も公表

みずほ銀行で2019年に当時の行員が、貸金庫から顧客の資産を盗んだ事案をめぐり、加藤勝彦頭取が27日朝、「お客様に不安を与えてしまったことは大変申し訳ないと思っている」と謝罪しました。

また、みずほ銀行は事案に関する詳細を追加で発表しました。当時、広尾支店に勤務していた30代の女性行員が、2016年1月ごろから2019年6月にかけて、支店で保管している予備の鍵を不正に入手して貸金庫を開け、保管していた現金を窃取していたということです。不正は2019年8月に発覚し、この行員は10月に懲戒解雇されました。

被害にあった顧客は2名で被害総額は6600万円にのぼります。元行員は衣服の購入や旅行などに使っていたということです。みずほ銀行は当時、被害の全額について被害にあった顧客に対し、補償を行ったということです。

また、この元行員は、融資の申し込みがあったと見せかけてみずほ銀行から窃取し2021年に逮捕されていた人物と同一人物だということです。この事件の行内調査の中で、顧客から申し出があり、貸金庫の事案も発覚したとしています。

みずほ銀行は、この元行員が2021年に逮捕された際に公表していましたが、貸金庫の事案については公表していませんでした。みずほ銀行の加藤頭取は、被害にあった顧客が特定でき、調査で同じような事案がないと確認できていたこと、さらに貸金庫の事案は対外公表を望まない顧客がいたこともあり、公表しない判断をしたと説明しました。

その上で、「公表を控えたという対外公表姿勢について、さまざまなご指摘・ご意見があることは承知している。真摯に受け止め、今後の運営に生かしていきたい」と述べました。

最終更新日:2025年2月27日 11:45