行員が貸金庫から顧客資産盗む…みずほ銀行でも 被害額は数千万円 2019年に起きた事案
みずほ銀行は、2019年に当時の行員が貸金庫から顧客の資産を盗んだことが発覚し、ただちに処分していたと発表しました。
みずほ銀行によりますと、2019年に当時の行員が顧客2人が貸金庫に預けていた現金を盗んでいたことが発覚したということです。被害額は数千万円で、発覚後ただちに行員を懲戒解雇したとしています。みずほ側は当時、金融庁に報告を行い、貸金庫に関する内部手続きを見直すなど再発防止策を講じたほか、同じような事案がないことも確認したとしています。
みずほ銀行は「大変ご心配をおかけしておりますことを心より深くおわび申し上げます」と謝罪する一方、発覚当時、公表しなかった理由については、被害を訴えた顧客と個別に協議し「お客様との関係なども踏まえたため」と説明しています。
銀行の貸金庫をめぐっては、三菱UFJ銀行でも元行員が顧客が預けた資産を盗んだ疑いで逮捕されています。加藤金融担当相は先ほど国会で、「金庫のサービスのみならず、金融機関に対する信頼といった問題において懸念が生じることにもなりかねない」と指摘しました。