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東京湾の海水調査、放射性物質検出されず

2012年8月3日 21:34
東京湾の海水調査、放射性物質検出されず

 福島第一原発事故を受けて、東京湾の海水などに放射性物質がどの程度含まれるかを国が初めて調査し、海水からは検出されなかった。

 この調査は、文科省や千葉県などが今年6月に、東京湾の27か所で、海水や海底の土に含まれる放射性セシウムの濃度を測定したもの。この結果、海水からは全ての地点で検出されなかった。

 一方、海底の土では、荒川の河口沖で一キロあたり440ベクレル、その他の地点でも最大で150ベクレル以下と低いレベルだった。一部の専門家からは、放射性物質を含む土が川から東京湾に流れ出し、蓄積する可能性が指摘されているが、現時点では高い濃度の放射性物質は検出されていないことがわかった。

 国は今後も継続的に調査を続けていく方針。