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露サハリン州の重体男児、治療のため札幌に

2012年8月5日 21:27
露サハリン州の重体男児、治療のため札幌に

 赤痢による多臓器不全で重体となっているロシア・サハリン州の3歳の男児が5日、治療のため札幌医大病院に運ばれた。

 サハリン州のザブゴロドニー・フセボロドちゃんを乗せたチャーター機は、5日午前10時半過ぎ、新千歳空港に到着した。病院によると、長距離移動による病状の悪化はないという。

 ザブゴロドニーちゃんは、先月、赤痢による多臓器不全のため、サハリン州の小児病院に入院していたが、この病院では対応しきれないとして、州政府から受け入れの要請があった。

 札幌医大病院・平田公一院長は「非常に重症な状態なので、我々としては医療人として受け入れるキャパシティーがあれば、受け入れたいということで、(北海道に)報告して受け入れた」と話している。

 北海道によると、ヤケド以外の症状でサハリン州から患者を受け入れるのは今回が初めて。