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日本人10人が尖閣上陸、国旗掲げる

2012年8月19日 16:10
日本人10人が尖閣上陸、国旗掲げる

 沖縄・尖閣諸島の魚釣島に19日朝、日本人10人が上陸した。尖閣諸島の周辺海域には、慰霊祭を行うために国会議員らが訪れていた。

 尖閣諸島の周辺海域では、19日朝から慰霊祭が行われていて、「日本の領土を守るため行動する議員連盟」に所属する自民党・山谷えり子氏と民主党・長尾敬氏ら超党派の国会議員8人のほか、「頑張れ!日本全国行動委員会」という民間団体のメンバーら計約150人が参加していた。超党派の国会議員は、事前に魚釣島に上陸するための申請をしていたが、日本政府は許可していなかった。

 海上保安庁によると、19日午前8時前、魚釣島に地方議会の議員ら10人が上陸し、国旗を掲げるなどした。議員らは船から泳いで島に渡ったという。国会議員らを乗せた船は18日夜、石垣島などの港を出発していた。尖閣諸島に日本人が上陸したのは、今年7月に、沖縄・石垣市の市議ら2人が北小島に上陸して以来。

 尖閣諸島をめぐっては、今月15日に、香港の活動家とテレビ局記者ら計14人が魚釣島に上陸するなどして逮捕され、その後、14人全員が強制送還されていた。