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福島第一原発1号機の格納容器内の映像公開

2012年10月11日 0:20
福島第一原発1号機の格納容器内の映像公開

 「東京電力」は、福島第一原発1号機の格納容器内部を調査し、10日に映像を公開した。放射線量は最大で一時間当たり約11シーベルトと、非常に高い値が測定された。

 公開された映像は、カメラと線量計を搭載した工業用の内視鏡を格納容器内部に挿入して撮影したもの。配管や足場の下に水面が光っているのが確認できる。格納容器には水が約2.8メートルたまっていて、足場の上に長さ約30センチのボルトのようなものが落ちているのが確認された。

 1号機は最も多くの燃料が溶けたとみられているが、放射線量は最も高いところで一時間当たり11シーベルトで、2号機の最大線量の約7分の1以下だった。

 東京電力は今後、容器内部の汚染水に含まれる放射性物質の種類や濃度などを分析する方針。