羽田空港、発着枠配分を発表 JALは反発
来年3月から増える東京・羽田空港の発着枠について、国交省は先月30日、航空会社への配分を発表した。「全日空」の一日8便に対し、「日本航空(JAL)」は一日3便にとどまった。
羽田空港の国内線は、来年3月のダイヤから一日25便、年間で2万回、増加する。国交省は、過去5年間の安全確保の状況や地方路線の充実性など11項目で各航空会社を評価。その結果、全日空に8便、スターフライヤーに5便、スカイマークに4便、日本航空に3便、スカイネットアジアに3便、エア・ドゥに2便などとする一日の増便配分を決めた。
日本航空は、経営破綻していた約800日分を評価の点数から引かれたため、全日空の半分以下となる3便にとどまった。これに対し、日本航空は「予想と大きくかけ離れた結果で、納得いくものではない」とコメントしている。