東京・台東区で、4歳の娘や親族3人を中毒死させたとして逮捕された夫婦について、警視庁は、親族の死亡保険金をだまし取ったとして再逮捕しました。


警視庁によりますと細谷健一容疑者（44）と妻の志保容疑者（38）は2022年、共謀して、健一容疑者の父・勇さんが病死したと偽るなどして死亡保険金およそ460万円をだまし取った疑いが持たれています。

夫婦は、二女・美輝ちゃん（当時4）、健一容疑者の姉・美奈子さん（当時41）、父・勇さん（当時73）、母・八恵子さん（当時68）の4人を「エチレングリコール」を飲ませるなどして殺害したとして逮捕されたほか、美輝ちゃん以外の3人の死因を偽って死亡診断書などを提出し、死亡保険金およそ2600万円をだまし取った疑いでも逮捕されていました。

この夫婦の逮捕は今回で6度目ですが、警視庁は、2人と父・勇さん、母・八恵子さんとの間には会社の経営権を巡るトラブルがあったとみて詳しく調べています。