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センター試験中、問題を予備校関係者へ渡す

2013年1月21日 3:05
センター試験中、問題を予備校関係者へ渡す

 19日に行われた大学入試センター試験で、試験時間中に受験生が問題冊子を持ち出し、予備校関係者に渡していたことが明らかになった。

 大学入試センターによると、長崎市の活水女子大学で19日に行われた「地理歴史・公民」の試験中、途中退出を申し出た女子受験生が問題冊子を会場の外に持ち出し、知人の予備校関係者に手渡したという。

 すぐに気付いた大学はこの受験生を失格とし、通報を受けた警察が事情を聴いている。予備校関係者は「模範解答を作成するため」と話しているという。

 大学入試センター・片山純一理事は20日午後、「監督業務のあり方について、改善が不十分だと思っていますので、心からおわびしたい」と話した。

 試験時間中に問題冊子が持ち出されたことは、過去に例がないという。