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「竹島の日」式典 政府関係者が初めて出席

2013年2月22日 19:57
「竹島の日」式典 政府関係者が初めて出席

 島根県が条例で制定している「竹島の日」の22日、松江市の島根県民会館で記念式典が開かれた。

 8回目を迎えた記念式典には、領土問題への世論の高まりを受けて、過去最多となる20人の国会議員が出席した。このうち政府関係者として今回初めて出席した島尻安伊子内閣府政務官は「政府として我が国の立場を明確に主張するとともに、法にのっとり、冷静かつ平和的に問題を解決するため、全力で取り組んでまいります」と述べた。

 「竹島の日」は、明治時代に島根県が竹島の編入を告示した日にあわせて05年に定められた。

 竹島は日韓双方が領有権を主張しており、去年8月に韓国・李明博大統領が上陸したのをきっかけに日韓の対立が強まっている。式典会場周辺では、小競り合いを起こした韓国人の男性が警察に保護される一幕もあった。

 現在、竹島周辺は日韓双方が操業できる暫定水域でありながら日本側の漁船は締め出されているだけに、地元からは事態打開を求める声が数多く聞かれた。

 自民党・小泉進次郎議員は「これからも、一過性ではない長年の取り組みが、若い世代も含めて必要だと感じた」と述べた。