開かれた拘置所に…東京拘置所改築工事完了

16年間にわたって大規模な改築が進められていた東京・葛飾区の東京拘置所の工事が完了し、3日、落成式が行われた。
東京拘置所は1929年に建築されたが、老朽化が進んだため、16年間にわたって大規模な改築工事が行われていた。改築工事では、収容される被告らの居住棟が高層化された他、「地元住民に開かれた拘置所」を目指し、外塀の撤去などが行われた。
3日の落成式には谷垣法相も出席し、被告らが生活する部屋などを視察した。部屋は、心理的な圧迫感を軽くするため、窓の鉄格子が撤去されたり、廊下の壁が撤去されたという。
東京拘置所には、刑が確定する前の被告や死刑囚ら約1750人が収容されている。