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原発汚染水 全漁連などが東電に抗議

2013年7月25日 16:04
原発汚染水 全漁連などが東電に抗議

 福島第一原発で高濃度の放射性物質を含む地下水が海に漏れている問題で、25日、全漁連(=全国漁業協同組合連合会)の代表らが東京電力を訪れ、広瀬直己社長に抗議文書を手渡した。

 全漁連・岸宏会長「今回の事態は裏切り行為だ。私は強く怒りをおぼえています」

 東京電力を訪れた全漁連と福島、茨城、宮城の県漁連の代表は、汚染水対策を抜本的に見直し、海への漏えいを完全に防止する対策を直ちに講じるよう求めた。

 広瀬社長「こうした事象が発生したことは、本当に漁業関係者の皆さんに対しておわびのしようがない」

 東京電力は22日、汚染水の海への流出を初めて認め、地盤改良工事や地下のトンネル内にたまった高濃度の汚染水を抜き取る工事を行うとしているが、抜本的な対策には至っていない。