【都心も積もる?】過去にはどんな影響が 東京23区は降雪8センチ予想…リモートワークや早めの帰宅を
5日(月)の午後は、関東の広い範囲で雪となりそうです。東京23区の多い所で8センチの雪が予想されています。関東の雪の予想は難しく油断は禁物…過去には積雪によって都市機能がまひしたことも。都心での主な積雪ではどんな影響があったのかまとめました。
都心の積雪として記憶に新しいのは、2年前の2月10日です。東京都心では2センチの積雪を観測しました。
都心の鉄道に大きな影響はありませんでしたが首都高速では立ち往生を未然に防ぐ「予防的通行止め」が行われ、多くの入り口が閉鎖されました。一般道では雪によるスリップによるとみられる車の横転事故なども起きました。この日、空の便では羽田空港を発着する飛行機で日本航空と全日空あわせて160便以上が欠航し、大きな影響が出ました。
同じ年の1月6日には都心で10センチの積雪を観測しました。
当時4年ぶりとなる大雪警報も出され、東京の芝浦と台場を結ぶレインボーブリッジでトラックが横転するなど各地で交通事故も相次ぎました。また、首都高速では一部区間で通行止めとなり、水をまくなど除雪作業が続けられました。都心の鉄道でも一部遅れや運休が発生。空の便でも羽田発着の日本航空と全日空で100便以上が欠航となりました。
■20センチ超えでは都市機能もまひ?
およそ6年前の2018年1月22日には、都心で23センチの積雪が観測されました。
関東各地に大雪警報が出され、都市機能の一部がまひする事態に。レインボーブリッジでは、車3台による玉突き事故が発生し、一時、およそ300台の車が立ち往生。また首都高速など高速道路は幅広い範囲で通行止めとなりました。
この日の積雪は帰宅ラッシュの時間帯を直撃、都心の鉄道では運休や遅れが相次ぎ、一部の駅では入場規制も。電車を待つ人で駅構内やホームが埋め尽くされました。また空の便でも羽田発着の220便以上が欠航しました。
■積雪による交通障害に警戒必要
あす6日(火)昼までに予想される雪の量は、関東北部の山地で40センチ、箱根から多摩・秩父で30センチ、関東南部の平地で10センチ、東京23区でも8センチなどと、数年に一度の大雪となるおそれがあります。
積雪による交通障害に警戒が必要です。