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基準の40倍…福島第一原発で汚染水漏れ

2014年4月14日 10:19
基準の40倍…福島第一原発で汚染水漏れ

 福島第一原発で、プラスチック製のタンクから約1トンの汚染水が漏れていたことが分かった。東京電力は、この汚染水の処理過程などが確認できていないとしている。

 13日、パトロールをしていた作業員が、タンクエリアの近くで、プラスチック製のタンクが壊れ、中の水が流れ出ているのを見つけた。タンクは、地面に直接置かれていたため、約1トンの水が地下にしみ込んだという。

 水を分析した結果、放射性セシウムが、排水できる基準の40倍にあたる1リットルあたり1640ベクレルと分かった。多核種除去設備「ALPS」で、処理する前の水と同じレベルだが、東電は、どの処理過程の水なのか、なぜ、プラスチックタンクで保管していたのかは分からないとしている。