芥川賞に柴崎さん、直木賞は黒川さん
第151回芥川賞・直木賞の選考会が17日に都内で開かれ、受賞作が決定した。
純文学短編作品に贈られる芥川賞を受賞したのは柴崎友香さんの「春の庭」。受賞作は離婚したばかりの男と同じアパートに住む女の意外な出来事を描いた作品。4度目のノミネートで受賞となった。
一方、大衆文学作品に贈られる直木賞を受賞したのは黒川博行さんの「破門」。黒川さんは、高校の美術教師などを経て作家デビューした。受賞作は、映画製作への出資金を詐欺師に持ち逃げされた2人の男が、資金回収のため詐欺師を追うハードボイルド作品。6度目のノミネートで受賞となった。
贈呈式は8月下旬に行われる予定。