すすで真っ黒!綱を引き練り歩く伝統行事
福岡・筑後市で、全身にすすを塗った子供たちが綱を引いて町を練り歩く伝統行事「久富盆綱曳き」が行われた。
「久富盆綱曳き」は筑後市久富地区の伝統行事で、江戸時代に始まったとされ、子供たちが綱を引いて町を練り歩き、地獄の釜が開くお盆の14日に、地獄に落ちた人を大綱で引き上げて供養しようというもの。
約60人の子供たちがすすを体に塗って真っ黒になり、角に見立てた縄を頭に、腰にしめ縄を巻きつけて、地獄の釜の番をする「黒鬼」にふんした。その後、子供たちは全長約20メートル、重さ約400キロの綱を引いて町を練り歩いた。