北海道は１１日未明から局地的に猛烈な雨が降り、石狩、空知、胆振地方に大雨特別警報が出ている。札幌市では約７８万人に避難勧告を出して、最大級の警戒を呼びかけている。札幌市から札幌テレビの急式裕美アナウンサーが中継する。

　札幌市では１１日午前３時過ぎに１時間に２８．５ミリの強い雨を観測し、１０日夜から１１日午前９時までに７１．５ミリの雨が降った。このため、札幌市では土砂災害や洪水の危険性が高まっているとして、中央区など札幌市内の３９万２１００世帯、７８万１０００人に避難勧告を出して、最大級の警戒を呼びかけている。

　さらに、避難勧告は岩見沢市内全域の約４万２０００世帯、８万６０００人や、千歳市など８つの市や町にも出されている。

　石狩、空知、胆振地方には大雨特別警報が出されている。雨はやみ小康状態だが、川や斜面には近づかないよう注意が必要。