身元が分からない遺体についての確認や行方不明者の発見につなげようと、警視庁は、東京・巣鴨の特設相談所の前で呼びかけを行った。

　警視庁は、毎年９月に１か月間、豊島区巣鴨に身元不明の遺体について情報提供し相談を受け付ける場所を設けている。相談所では、身元不明の遺体の顔写真や遺品などが確認でき、今月１日から昨日までの約２週間で４６件の相談が寄せられたという。中には、１か月前から行方不明になっている家族についての相談などもあり、持ち物の照合やＤＮＡ鑑定などで確認を進めているという。

　相談所は今月末まで開設されているほか、警察署や電話での相談には１年中応じているという。

　警視庁本部　身元不明相談室：０３－３５８１－４３２１