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彼岸の中日…震災の被災地の寺で墓参り

2014年9月23日 14:06
彼岸の中日…震災の被災地の寺で墓参り

 23日は彼岸の中日。東日本大震災の発生から3年半が過ぎた被災地・岩手県宮古市の寺では、震災で亡くなった家族を思い、墓参りをする人が訪れている。

 岩手県宮古市金浜地区にある江山寺にも、23日朝から檀家(だんか)の人たちが墓参りに訪れた。江山寺は、震災の津波で本堂が水につかった他、約600軒の檀家のうち3分の1以上が被災し、39人が犠牲となった。

 震災で夫を亡くし、宮古市内の仮設住宅に住む松舘美知子さん(65)は、「いくらかは落ち着いたが、まだまだ大変です」と話す。墓参りに訪れた人たちは亡くなった家族を思いながら、墓に花を供えて線香をあげては、静かに手を合わせていた。