デング熱 代々木公園感染と別の感染経路か
厚生労働省は、デング熱に感染した静岡県の男性のウイルスを調べたところ、代々木公園周辺の感染者とは異なるものだと発表した。これまでとは別の感染ルートがあるとみられる。
厚生労働省によると、今月10日にデング熱を発症した静岡県の熱海保健所管内在住の20代の男性は、今月上旬、東京都内を訪れたものの、代々木公園などには行っておらず、どこで感染したかわかっていない。国立感染症研究所がこの男性から検出されたデングウイルスを調べたところ、代々木公園周辺で感染した患者のウイルスと遺伝子の配列が異なるという。
厚生労働省は、代々木公園から多くの人やいくつかの公園に広がった感染経路以外にも、海外で感染した人を起点とする別の感染ルートがあるとみている。
厚生労働省によると、29日までの感染者は150人に上っている。