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障害者雇用率を水増し…“目標”達成装う

2014年10月3日 1:44
障害者雇用率を水増し…“目標”達成装う

 全国の労災病院などを運営する厚生労働省所管の独立行政法人が、障害者の雇用率を水増しして、うその報告をしていたことがわかった。

 独立行政法人労働者健康福祉機構・武谷雄二理事長「申し訳ございませんでした」

 塩崎厚労相「許されない行為。真相究明をちゃんとやってもらう。厳正な対応をそれに基づいてやる」

 独立行政法人「労働者健康福祉機構」の武谷理事長は2日、障害者の雇用率についてうその報告をしていたとして、塩崎厚労相に謝罪した。

 労働者健康福祉機構によると、少なくともこの5年間、雇用している障害者の人数を水増しした上で、全体の労働者の数を少なくして、法律で定められた障害者の雇用率を達成しているかのように、うその報告をし続けていたという。中には、実際の2倍以上の数の障害者を雇っていると報告していた年もある。

 今後、第三者委員会を設置して調査するという。