１１日朝の福井県内は各地で霧が広がり、大野市では霧の上に越前大野城が浮かんで幻想的な姿を見せた。

　午前８時前、越前大野城の近くにある標高３００メートルの戌山（いぬやま）の山頂付近から見下ろすと、霧に覆われた大野盆地から朝日を浴びた城が浮いているように姿を現した。大野市では去年から本格的に“天空の城・大野城”のＰＲに取り組み、地元のグループが遊歩道をつくるなど環境整備が進んでいる。

　１１日朝も県内外から３０人の見物客が訪れ、貴重な風景を写真に収めていた。

　幻想的な姿を見せた“天空の城・越前大野城”。いくつもの気象条件が整うことでその姿を現すと言われている。