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阿蘇山噴火 19年ぶり噴石を確認

2014年11月26日 17:43
阿蘇山噴火 19年ぶり噴石を確認

 25日から噴火活動が続く熊本県の阿蘇山で26日朝、19年ぶりに噴石が確認された。

 福岡管区気象台によると、26日午前5時過ぎ、阿蘇・草千里に設置しているカメラの映像で火口から噴き上がる噴石を確認したという。噴石は火口内に落ちたとみられ、大きさは不明。阿蘇中岳で噴石を確認したのは、1995年3月以来19年ぶり。現在の噴火警戒レベルは火口から半径1キロ以内の立ち入りを規制する、レベル「2」だが、気象台は「現在の状況ではすぐに入山規制となるレベル3に引き上げることはない」と話している。

 また、26日午前9時頃には、噴煙が上空1000メートルまで上がり、気象台は火山灰による農作物の被害に注意するよう呼びかけている。