阿蘇山噴火は「マグマ噴火」 気象台
熊本県の阿蘇中岳は、連続的に噴火活動が続き、気象台はマグマ噴火とみられると発表した。
福岡管区気象台によると27日の現地調査の結果、阿蘇中岳第一火口の南側で火山灰が約7センチ堆積し、マグマが噴出して、こぶしほどの大きさのスコリアと呼ばれる軽石が飛び散っていることがわかった。このため気象台は、今回の噴火はマグマ噴火とみられると発表した。
噴煙は上空1500メートルまであがり、広い範囲で灰が降ったことを確認した。この影響で約20キロ離れた熊本空港では27日、欠航が相次いだ。航空会社は空港の上空に火山灰が流れてきて滑走路にも積もったことから、エンジンの故障につながる可能性があったため欠航したという。