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青森・東通原発の敷地に「活断層の可能性」

2014年12月22日 15:22
青森・東通原発の敷地に「活断層の可能性」

 青森県にある東通原発の敷地内を通る断層について、原子力規制委員会の有識者会合は22日、「活断層である可能性が否定できない」とする評価書の案をとりまとめた。東通原発の再稼働に向けた審査は長期化が避けられない見通し。

 有識者会合は、これまでの議論や現地調査の結果などから、東通原発の敷地内を南北に走る2つの断層について、活動性を否定する東北電力の主張は「十分なデータが示されていない」として、「活断層である可能性が否定できない」とする評価書の案をとりまとめた。

 東北電力は今年6月に東通原発の再稼働に向けた審査を申請しているが、今後、地震動の再評価や大規模な耐震工事などが必要となる可能性があり、審査が長期化するのは避けられない見通し。