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志賀原発「一部が活断層」規制委が評価書案

2015年7月17日 22:02
志賀原発「一部が活断層」規制委が評価書案

 石川県にある志賀原発の敷地内を通る断層が活断層かどうかをめぐって協議を続けてきた原子力規制委員会の専門家会合は17日、断層の一部が活断層であるとする評価書案をまとめた。

 専門家会合は1号機の原子炉建屋の真下を通る断層について、「一部が変形した可能性が否定できない」として、活断層であるとする評価書案をまとめた。しかし、建屋の真下の部分の断層が活断層かどうかについては、明確にはわからないとして最終的な判断を先送りした。

 新しい原発の規制基準では、活断層の真上に重要施設を設置することは認められておらず、今後、最終的に建屋の真下の部分の断層も活断層だと判断されれば1号機は再稼働ができず、廃炉に追い込まれる可能性がある。