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厚労省 群馬大学病院に立ち入り検査へ

2014年12月26日 22:10

 群馬大学病院で肝臓の腹腔(ふくくう)鏡手術と開腹手術で患者18人が死亡していた問題で、塩崎厚労相は、来月中旬までに立ち入り検査を行う方針を明らかにした。

 群馬大学病院では、過去4年間で、肝臓の腹腔鏡手術を受けた患者8人が死亡している。いずれも第二外科の40代の男性医師が執刀しているが、死亡事例の検討会も行われていなかった。第二外科では、肝臓の開腹手術でも過去5年間に10人の患者が死亡している。

 こうしたことから厚労省は、来月中旬までに、群馬大学病院に立ち入り検査を行い、手術の詳細を調べた上で、再発防止の体制が整っているか、チェックする方針。

 立ち入り検査の結果、厚労省が、群馬大学病院の安全対策が不十分と判断すれば、高度な医療を提供する「特定機能病院」の指定を取り消すのが妥当か、厚労省の審議会で数か月かけて検討する見込み。