労災死亡事故が相次いだこと受けて、作業を中断していた福島第一原発では危険な箇所の点検が終わったとして、３日から作業を再開した。

　福島第一原発では、先月、タンクの上で作業をしていた作業員が転落して死亡し、福島第二原発でも作業員が重機と壁に挟まれて死亡する労災事故が相次いだ。これを受け、東京電力はほとんどの作業を中断し、危険な箇所の点検を続けていた。その結果、転落事故が起きそうな箇所に囲いを設けるなどの対策を終え、３日からタンクの設置など第一原発での作業を再開した。

　事故防止のため、作業を始める前には改めて安全への意識を徹底させることにしている。