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日よけ用品「気温10℃下がる」に改善命令

2015年3月5日 21:05
日よけ用品「気温10℃下がる」に改善命令

 「気温が約10℃下がる」などのうたい文句で売られている布製の日よけ用品について、消費者庁は「使用しても気温は下がらない」として、メーカーに改善を命じた。

 消費者庁が景品表示法違反だとして改善を命じたのは、住宅向けなどの日よけ用品「シェードネット」を製造する和歌山県のメーカー「株式会社タカショー」。タカショーは、シェードネットを「気温が平均で約10℃下がる」などと表示して販売し、2012年2月から去年末までに約1億4000万円を売り上げている。しかし消費者庁が検証した結果、日陰を作るだけで気温が下がる効果は認められなかったという。

 タカショーは、「シェードネットの内側の表面温度を気温と誤って表示した」と釈明し、今後は再発防止に努めたいとしている。