踏切事故の再発防止へ 安全祈願式 東京
高齢者が渡り切れずに列車にひかれるなど、悲惨な踏切事故が後を絶たない中、16日、東京・足立区では事故防止のための改良工事を終えた「開かずの踏切」で安全祈願式が行われた。
安全祈願式が行われた足立区千住東の東武スカイツリーラインの踏切は、長さが25メートルほどある「開かずの踏切」と言われ、去年2月には、76歳の女性が渡り切れずに電車にはねられ、死亡する事故が起きた。
このため、再発防止策として改良工事が行われ、歩行者と自転車用の路側帯を片側から両側にしたほか、非常停止ボタンの数を増やし、踏切内のセンサーもより高感度のものに替えたという。
これらの対策を進める一方で、警視庁や東武鉄道などは、地元の高齢者らに、無理な横断はしないよう呼びかけている。