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溶けた核燃料の調査 ロボット停止で中断

2015年4月11日 1:30
溶けた核燃料の調査 ロボット停止で中断

 10日、福島第一原発1号機で溶け落ちた核燃料を確認するため、ロボットでの格納容器内の調査が始まったが、ロボットが停止したため、調査は中断している。

 東京電力などは、福島第一原発1号機で溶け落ちた核燃料の位置などを確認するため、格納容器の細い配管からカメラを搭載したロボットを入れて調査を始めた。その結果、燃料が水で冷やされた際に発生する蒸気などが確認されたものの、ロボットが内部のケーブルにひっかかり停止し、現在、調査は中断している。また、燃料の状態は撮影できなかった。

 東京電力などは、ロボットを回収して13日にも改めて調査を行う予定だが、ロボットが回収できない場合は、別のロボットを投入する事も検討している。