神戸市の病院 生体肝移植手術後に4人死亡
生体肝移植を行っている神戸市の病院で移植手術を受けた患者7人のうち4人が、手術後1か月以内に死亡していたことがわかった。
手術を行った「神戸国際フロンティアメディカルセンター」によると、死亡したのは日本人2人とインドネシア人2人の計4人で、そのうちの2人が15歳未満の患者だったという。患者らは、胆道閉鎖症などの治療のため、肝臓を取り出して臓器提供者の肝臓の一部を移植する生体肝移植の手術を受けた。いずれの手術にも田中紘一院長が関わっていたが、4人は1か月以内に腎臓や肝臓の状態が悪化するなどして死亡した。
一方、専門医らでつくる日本肝移植研究会は病院側からの依頼を受け、診療に問題がなかったか調査を進めている。病院側は「医療事故とは思っておらず、今後も手術を続ける」としている。