インドネシアでも生体肝移植で3人死亡
神戸市の病院で生体肝移植を受けた患者4人が死亡した問題で、インドネシアの病院と連携して行った手術でも患者3人全員が術後1か月程度で死亡していたことが新たにわかった。
神戸国際フロンティアメディカルセンターは経済産業省の支援を受けてインドネシアで医療拠点整備事業を進めている。関係者によると、その一環で田中紘一院長が現地の病院と連携して行った生体肝移植手術で、患者3人全員が手術後1か月程度で死亡していたという。死亡した3人のうち、2人の死因は重症感染症で、センターは手術に問題はなかったとしている。
センターでは今年3月末までに生体肝移植手術を受けた患者7人のうち4人が、手術後1か月以内に死亡していて、センターは日本とインドネシアでの手術を一旦中止することにしている。