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生体肝移植で患者死亡 神戸市の病院を検査

2015年6月8日 12:29
生体肝移植で患者死亡 神戸市の病院を検査

 兵庫・神戸市の病院で生体肝移植を受けた患者が相次いで死亡した問題で、神戸市は8日朝から、病院への立ち入り検査を行っている。

 8日朝、立ち入り検査に入ったのは神戸市の職員や医療安全に詳しい医師ら8人で、診療記録やスタッフの出勤簿を調べるなどして、病院の安全管理体制を確認している。

 神戸国際フロンティアメディカルセンターでは、去年11月の設立以降、生体肝移植を受けた患者4人が手術後1か月以内に死亡し、日本肝移植研究会から「医療スタッフの体制が不十分」などの指摘を受け、手術を一旦中断。今月3日に患者の病状などを考慮し手術再開に踏み切ったが、その患者も2日後に死亡した。

 神戸市は8日の検査の結果、センターの体制に不備が見つかれば、医療法に基づいた行政指導を行う方針。