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生体肝移植手術後、1か月以内に4人死亡

2015年4月14日 17:36
生体肝移植手術後、1か月以内に4人死亡

 生体肝移植を行っている神戸市の病院で移植手術を受けた患者7人のうち4人が、手術後1か月以内に死亡していたことがわかった。

 手術を行ったのは、去年11月に開設された「神戸国際フロンティアメディカルセンター」(KIFMEC)。センターによると、去年12月~今年3月の4か月の間に、胆道閉鎖症などの治療のため、7人の患者が生体肝移植の手術を受けた。しかし、そのうち15歳未満の子ども2人を含む日本人とインドネシア人の計4人が、1か月以内に死亡したという。手術には2000例以上の生体肝移植を手掛けてきた田中紘一院長が関わっていて、センターの開設許可を出した神戸市が先週、聞き取り調査を行っていた。

 神戸市保健福祉局・三木孝局長「手続き面、安全衛生面を確認させていただいて、今のところ問題はない」

 一方、専門医らでつくる日本肝移植研究会は、診療に問題がなかったか調査を進めているが、病院側は、「医療事故とは思っておらず、今後も手術を続ける」としている。