「こい」じゃない…子宝願う「のぼり」とは
「こどもの日」の5日、京都府京丹後市では、新婚家庭に元気な赤ちゃんを授かるように願う、一風変わった「のぼり」があげられた。
4日夜、男性たちが「ガラクタ」を持って向かったのは、新婚家庭の庭先。この地域では子宝や地域の繁栄を願い、ガラクタを「こいのぼり」のように飾る伝統行事「幟立て(のぼりたて)」が130年以上にわたって受け継がれていて、男性たちはガラクタをこっそりと、木の棒にくくりつけていった。
そして、翌5日の朝…。去年11月に結婚した服部さん夫妻の家の庭先には、完成した「のぼり」が。
服部百合さん(22)「鮮やかな配色だったのできれいだなって思いました」
服部光昌さん(32)「(家族や地域の方)みんなで協力して、安全第一でやっていこうと思います」
服部さん夫妻の第一子は、今年7月に産まれる予定で、2人はこの後、“ガラクタ”を持ち主に返しながら結婚の挨拶を行った。