箱根山 活発な火山活動続く
神奈川県の箱根山では、火山活動が活発な状態が続いている。
箱根は、噴火警戒レベルが引き上げられてから、初めての週末を迎えた。立ち入りが規制されている大涌谷以外の観光施設は9日も通常通りの営業を続けていて、芦ノ湖の近くにあるホテルは、庭園のツツジを楽しむ観光客でにぎわっていた。
観光客「(噴火警戒レベル引き上げの)話はわかっていたけど大丈夫でしょうと。ここまでは影響ないのかなと思って」
しかし、普段の週末は渋滞する箱根の道路は車も少なく、地元の商店街も客足が落ちているようだ。
土産物店・吉田真子さん「(Q:売り上げは?)それは影響している。お客さん来ないから」
温泉まんじゅうを売る店・鈴木暁光さん「(噴火警戒が)レベル2に上がってから客足が遠のいているのは間違いない」
一方、箱根山は火山活動が活発な状態が続き、10日も午前5時半までに42回の火山性地震が観測された。気象庁は大涌谷の状況を確認するため監視カメラや空気の振動を捉える機器を設置し、監視体制を強化することを決めた。小規模な噴火が起きる恐れがあるとして、気象庁は引き続き警戒を呼びかけている。