耐震未対策の公立小中学校 依然5212棟
文部科学省は、今年4月時点の全国の公立小中学校の校舎などの耐震改修状況を発表した。
文部科学省によると、全国の公立小中学校の校舎や体育館などの耐震化率は、今年4月1日の時点で、前年比3.1ポイント増えて95.6%となった。耐震対策が実施されていない校舎などは、依然5212棟あり、うち814棟は震度6強以上で倒壊する危険性が高いという。
政府は今年度末までの耐震化完了を目標としていたが、年度内の耐震化完全完了は難しい見込みで、文部科学省では特に対策が遅れている99の市町村に対して文書を送り積極的な取り組みを促した。