ウクライナから避難のダンサー“平和への祈り込め”都内でバレエ公演
ウクライナから日本に避難してきたバレエダンサーが30日、都内の公演に出演し平和への祈りをこめて踊りました。
30日に都内で開かれたチャリティー公演で踊ったのは、ウクライナから避難してきたバレエダンサーで講師のユリーア・ヴェルランさんです。
名門、ウクライナ国立オペラ・バレエ劇場でソリストとして活躍した後、キーウでバレエを教えてきました。ロシアの侵攻後、自宅周辺が爆撃され、3月中旬にキーウを脱出。親交のあった東京・武蔵野市のバレエ教室の支援を受け、今月16日に単身日本に避難し、都内のホテルで生活しながら、30日の公演に向け、練習を重ねてきました。
キーウから避難 ユリーア・ヴェルランさん「公演では今でもウクライナに留まる人々のために私と一緒に祈ってほしい」
迎えた本番。鎮魂をテーマにしたピアノ曲に乗せて、平和への祈りを込めて踊りました。
キーウから避難 ユリーア・ヴェルランさん「わたしたちはここで祈りというパフォーマンスを終えましたが、戦争も同時に終わってほしいという感情が強くあります」
公演の収益は、大使館を通じて、ウクライナの障害者支援のため寄付されるということです。