東京都交響楽団 平和願い…「ウクライナへの祈り」演奏
戦火に苦しむウクライナの人々に寄り添う思いを示すため、21日夜、東京都交響楽団の演奏会で、急きょ、ウクライナ出身の作曲家の作品が演奏されました。
21日夜、演奏されたのは、ウクライナ出身の現代音楽の作曲家ヴァレンティン・シルヴェストロフさんの作品「ウクライナへの祈り」です。
2014年に作曲された「主よ、ウクライナを守りたまえ」と歌われる合唱曲を、今回のロシアの侵攻を受けて新たにオーケストラ用に編曲したもので、ウクライナの人々に寄り添う思いを示すため、急きょ、この演奏会の冒頭に追加されました。
会場を訪れたウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使は、「素晴らしい演奏で、幸せな気持ちになった。ウクライナが非常に困難な状況に置かれた今にふさわしい曲だと思う」と話していました。