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京急引退車両の部品でリノベーション…横浜にマンションが完成 共用部に“座席と網棚”

2024年3月15日 14:09
京急引退車両の部品でリノベーション…横浜にマンションが完成 共用部に“座席と網棚”

座席や網棚など、引退した鉄道車両の部品を活用した初のマンションが、横浜市に完成しました。

京急電鉄が公開したのは、横浜市の京急富岡駅からバス12分、築28年の社宅をリノベーションした分譲マンションです。

記者「入居者が誰でも使えるワーキングスペース、電車の座席がそのまま置いてあります」

共用部のワーキングスペースには、去年3月まで京急大師線で走っていた1500形の座席と網棚を設置。さらに、個室には列車のドアが開いたときに点灯する「車側灯」や、車両の製造年次やメーカーが書かれた「銘板」が取り付けられています。

また、マンションの階数を示す表示にも、車両番号を示す部品が再利用されました。

販売する京急電鉄は「廃棄となる部品を使うことで、環境に配慮しつつ、居住者には京急線に親しんでほしい」としています。